
AfterImage|見慣れた日常に、別の見方を。
責任のリレー

回り続けるバトンの輪の手前で、一人が崖の向こうへ手を伸ばしています。担当を渡すことと、次の人が動ける状態をつくること。その違いを、受け渡しの身ぶりから考える作品です。
作品について
バトンを渡す人、受け取る人、次の相手へ手を伸ばす人。身ぶりと矢印が連なり、静かな紙面に忙しい動きが生まれています。一人ひとりは確かに動いている。それでも、その動きの多くは、同じ場所を巡っているように見えます。
引き継ぐことは、仕事を続けるために欠かせません。誰か一人がすべてを抱えることも、すべての場面で判断することもできないからです。けれど、担当の名前が変わったことと、仕事が進められる状態になったことは、必ずしも同じではありません。
画像の「責任のパス回し、世界記録。」という言葉は、受け渡しの巧みさを少し意地悪くたたえます。滞りなく回っているように見えるほど、何が決まっていないのかが見えにくくなる。速さや回数を数えるだけでは捉えられない、仕事の停滞を読むことができます。
手前では、一人が崖の切れ目へ向かってバトンを差し出しています。対岸で手を伸ばす人とロボットの姿によって、視線は受け渡しの輪の外へ導かれます。そこには次の受取人だけでなく、仕事を続けるために越えなければならない、具体的な隔たりがあります。
AIをこの場面に置く意味も、責任を代わりに引き受ける存在としてだけ捉える必要はありません。経緯を整理し、判断の材料や残された論点を見える形にする。その助けがあっても、何を決め、どこまで任せるかを人が確かめ合う仕事は残ります。
濃紺の線と大きな余白は、組織の複雑な手続きを一つの身ぶりへ凝縮しています。相手の手に渡すべきものは、担当という札だけではないはずです。次の人が迷わず着手できる背景、判断、権限までを思い浮かべると、差し出されたバトンの意味が変わって見えてきます。
その先へ、何を渡そう。
次の人が仕事を進められるように。引き継いでいるものと、まだ宙に浮いている判断は何ですか。
次の人に渡す背景や判断を、使える形にする。無料Bootcampで、人×AIと一つの引き継ぎ場面をたどり、受け取る側の視点から試せるプロトタイプをつくってみませんか。
PROTHENTIA BOOTCAMP
半日で、
課題を解決するための
プロトタイプを。
参加無料|課題のヒアリングから、解決のプロトタイピングまで
あなたの課題を持ち込み、PROTHENTIAと人×AIで構造をほどく。アイデアを話すだけで終わらず、解決に向けたプロトタイプをつくり、実際に試すところまで取り組みます。
Bootcampの紹介と相談・申し込みフォームへ
